ティアキン(ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム)では計算機を作ったクラフトが驚異の創造力!と話題になっています。
計算機を作ったクラフトが驚異の創造力
「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」というゲームの中で、プレイヤーの高度なクラフトスキルが話題になっています。このゲームのクラフト要素は自由度が非常に高く、それを活かした創造力豊かなプレイヤーたちにより、ベイブレードや防犯装置など、様々な物が作成されています。今回はそんな中で、「論理回路」を作り、二進法を用いて「1+1」の計算をゲーム内で可能にしたという、驚きの報告がなされました。
論理回路を作成
論理回路とは、データの演算や制御を行う装置のことで、2つの値が入力され、その結果に応じて「1」か「0」を出力します。その基本となる部分を「論理ゲート」と呼びます。「AND」という論理ゲートは、2つの入力値が両方とも「1」であるときのみ「1」を出力し、「OR」という論理ゲートは、2つの入力値のうち少なくとも一方が「1」であれば「1」を出力します。
この論理回路の原理を利用して、ゲーム内で論理回路を再現したのが、プレイヤーのけいさんきさんです。彼の手によって、ゲーム内の装置Aと装置Bに矢を射る(1を入力する)と、装置Cが起動(1を出力)するという、ANDゲートを模した構造が作り上げられました。
けいさんきさんの目指すものは、この論理回路を用いてゲーム上で「半加算器」の実現です。半加算器とは、2つの入力信号を受け取り、その和(S)と繰り上がり(C)を出力する論理回路の一種です。
この装置はゲーム内の建材や爆弾を駆使して作成されました。装置Aと装置Bに矢を射ることで1を入力し、それに応じて柱への電力供給が切り替わります。その結果、柱の状態が「1」(発光時)または「0」(消灯時)を表示することで、計算結果が視覚的に表現されるのです。つまり、装置Aと装置Bが入力装置となり、柱が出力結果を表示するモニターの役割を果たすというわけです。
実際に、装置Aと装置Bにそれぞれ矢を射て1を入力した結果、Cの柱が点灯し、Sの柱は消灯しました。これは「1+1=10」(10進法でいう「1+1=2」)を示しており、実験は成功したことを意味します。
ニコニコ動画に投稿されたこの実験に対するコメントでは、「ゼルダが知らないゲームになってる」「そういうゲームじゃねえからこれ!」など、驚きや賞賛の声が多数寄せられています。
けいさんきさんは、これを契機に論理ゲートの構造や、「21+10=31を計算してみた動画」などを公開し、ますます多くの人々の関心を集めています。